共通テスト特集ページ

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  【その壱】 傾向と対策
  【その弐】 勉強法Q&A
  【その参】 過去問閲覧&解答解説
  【その四】 予想問題でレベルアップ!

〜その壱〜 傾向と対策 


ズバリ!
《傾向》分量が多く難易度も高く、勉強の成果が出にくい分野
《対策》 単語と文法を極めれば、応用問題にも対処できる

◎コメント◎
 共通テスト古文の特徴は、なんといっても難易度が高いこと。問題文も長く、設問も難しいですね。現代文とは異なり、時間をかけても点数がとりにくい分野であり、少々勉強をしたからといって高得点を取ることは難しいと思います。はっきり言ってしまうと、直前期に、古文の勉強に時間を割くのであれば、他の分野、とくに漢文に時間を割いたほうが、明らかに効率的ではあります。
 そんな古文の対策法は、単語と文法を極めることに尽きます。問1 や問2 の解釈や文法問題だけでなく、問3 以降の内容や心情を問う傍線部問題でも、単語や文法の知識が読解のヒントになるケースが多いです。たとえば、傍線部全体の意味が不明瞭でも、品詞分解し、重要単語や助動詞・助詞などの文法的解釈をして選択肢の該当箇所と比較すると、かなりの割合で選択肢をしぼり込むことができます。
 古文に限らず、読解の「コツ」を知りたいという受験生が多い印象を受けます。しかし、「コツ」というのは、基礎的な知識を覚えている人が使ってこそ生きるもの。コツだけ知っていても、何の意味もありません。覚えるべき古文単語・文法は決して多くないので、単語も文法もこれだと決めた自分の1 冊を丸ごと頭に入れてしまいましょう。

〜その弐〜 勉強法Q&A 

ここではいろいろなジャンル別に疑問・質問に答えていきます。

QUESTION1 復習が大事といいますが、具体的にどうすればいいかわかりません。

ANSWER:一つの問題をとことん突きつめるべし!
◎コメント◎
 共通テスト直前期は、たくさんの問題にあたり、経験を重ねることが大切ですが、新しい問題をどんどん解きまくればいいというわけではありません。一題一題としっかり向き合い、深めていく勉強こそが、いわゆる「国語力」を高める唯一の道です。受験生は問題を「解く」ことを重視しがちですが、何よりも重要なのは、解いた結果を「分析」することです。いわゆる、復習です。
 問題を解き、答え合わせをして、復習として解説をざっと読んで、終わり。こんな勉強をしていないでしょうか。これでは、クイズを解いて答えを単純に知ったのと同じですね。本当の意味での理解に達していないので、別の新しい問題を解いても同じ間違いをくり返すだけになってしまいます。
 復習のやり方としては、正解の選択肢については、本文のどこにその根拠があったのかや、本文の表現を選択肢ではどう表現しているのかなどを確認し、正解以外の選択肢についても、細かく見ていくことが重要です。どの部分が誤っているのかを見ていくわけですが、正解の選択肢と比べたときに、間違いの選択肢がどう作られているのかを分析すると、出題者の意図がよくわかってきます。たとえば、本文とは逆のことを述べている、本文とは無関係なことを述べている、趣旨は近いが、本文では述べていない、などの要素を見つけ出し、そうした選択肢に引っかからないようにしていく訓練を積んでいきましょう。
 こうして、一つの問題を最低10回は読み解き、設問ごとにすべての選択肢を分析していると、着眼点や解答の根拠の位置や答え方にある程度の法則が見えてきます。対比を聞かれたらこう、指示語ならこう、因果関係ならこうと、自分の中でパターンができるのです。ここまできたら、国語力の基礎はできたといえるでしょう。一つの問題をとことん突きつめること。これを、秋からの演習時期には心がけてほしいですね。

〜ワンポイントアドバイス♪〜
セルフレクチャーをやってみよう^^
この問題はマスターした、と思ったら、自分に向かって講義する「セルフレクチャー」をやってみよう。設問一つひとつについて、根拠を示しながら解説していくのです。すると、意外と理解できていない部分が見えてくることもあります。「答えがわかっている問題を解いても勉強にならない」と考えている受験生が多いですが、それは違います。たとえ答えを覚えてしまうほど解いても、その根拠をしっかりと説明できるようになるまでは、マスターしたとはいえないのです。


QUESTION2:古文を読んでいるうちに、ストーリーがよくわからなくなります。

ANSWER:敬語や接続助詞に注意し、読解のヒントを探ろう
◎コメント◎
古文ではしばしば主語が省略されるため、注意深く読まなければ誰の発言・行動なのかわからなくなってしまいます。とくに、敬語表現( 最高敬語、謙譲語、尊敬語、丁寧語など)の使われ方に注目し、省略されている主語を補いながら読んでいこう。なお、2014年度は「誰が、どのように思っているのか」と主語を特定する問題が出題され、正答率はとても低かったですね。
 また、順接、逆接、仮定などを表す接続助詞に注目するのもポイント。「を・に・ど・ば」の前後で主語が変わったり、逆接をはさんでストーリーが転換したりする場合が多いです。速く解くコツとして忘れてはいけないのが、前書きや内容合致問題、さらには解いた問題の選択肢から人物関係を類推するという手です。解答時間が限られた共通テストでは、問題文をすべて丁寧に読んで理解してから解答していては、到底間に合いません。短い時間で得点するあらゆる戦略を考えていかなければならないのです。


QUESTION3:2次試験対策をすれば、共通テスト対策は不要ですか?

ANSWER:解答の時間も手順も異なるため、対策は必須!
◎コメント◎
共通テストの国語は、問題文を読む時間と解く時間がほぼ1:1の割合です。一方、国公立大2次試験では、1:2〜4と、問題を解くのにかけられる時間が圧倒的に異なります。短時間で読みつつ解かなければならない共通テストは、2次試験対策では対処できません。
 また、記述式と選択式では解答手順が異なります。記述式では、ゼロから書き、書いたものを添削して字数内に納める練習を積む必要がありますが、この作業は選択式ではあまり役立ちません。共通テストの選択肢はどれも長く、選択肢自体を正しく読み解くことが必要になります。そのうえで、本文や他の選択肢と比較して、最終的に一つを選ぶ訓練をしなければならないのです。
 国公立大の多くは、共通テストの比重が高いので、共通テストで失敗してしまうと、合格が難しくなります。2次の比重が2倍以上の大学でない限り、直前期は、共通テストに重点を置いた勉強をすることをおすすめします。

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2015年:出典「夢の通ひ路物語」
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